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　　　　　「家庭劇場ノススメ」

２．最新の音響フォーマットへの対応

映画に使われているサラウンド音響フォーマットをあげると、
　・ドルビーステレオ／ドルビーＳＲ
　・ドルビーデジタル
　・ｄｔｓ
の３種類があります。

	ﾄﾞﾙﾋﾞｰｽﾃﾚｵ	ﾄﾞﾙﾋﾞｰﾃﾞｼﾞﾀﾙ	ｄｔｓ
家庭用ﾌｫｰﾏｯﾄ	ﾄﾞﾙﾋﾞｰｻﾗｳﾝﾄﾞ	ﾄﾞﾙﾋﾞｰﾃﾞｼﾞﾀﾙ	ｄｔｓ
メディア	VTR,TV,CD,LD,DVD	LD,DVD	CD,LD,DVD
ｴﾝｺｰﾄﾞ方式	ﾏﾄﾘｯｸｽ	AC-3(ﾃﾞｼﾞﾀﾙ)	APT(ﾃﾞｼﾞﾀﾙ)
収録ﾁｬﾝﾈﾙ	ﾏﾄﾘｯｸｽ４ch	ﾃﾞｨｽｸﾘｰﾄ5.1ch	ﾃﾞｨｽｸﾘｰﾄ5.1ch
周波数特性(Front)	20-20,000Hz	20-20,000Hz	20-20,000Hz
周波数特性(Rear)	100-7,000Hz	20-20,000Hz	20-20,000Hz
周波数特性(LEF)	-	20-120Hz	5-120Hz
分解能	-	20ビット	20ビット

これらのうち、ドルビーステレオは、センター、サラウンド信号をフロント２chに
ミックスしてアナログ記録しているため、ステレオ収録可能なすべてのメディア
で記録・再生が可能です。
しかし、ドルビーデジタル、ｄｔｓは合計６chの完全独立音声をデジタル圧縮して
いるためデジタル音声対応メディアでしか記録できません。

　家庭で再生するには．．．

　ﾄﾞﾙﾋﾞｰﾃﾞｼﾞﾀﾙ(以下　ＤＤ）やｄｔｓといった、最新の規格で収録された映画も次の
機器を購入することで家庭で楽しむことができます。

・ＤＤ/ｄｔｓ対応 ＬＤプレーヤー and/or ＤＶＤプレーヤー
・ＤＤ/ｄｔｓ対応 ＡＶアンプ
・５．１ch分のスピーカー（メイン×２、センター×１、リヤ×２、サブウーハー×１）

注意が必要なのは、ＬＤでＤＤを再生場合です。
LDプレーヤーとＡＶアンプ双方にＡＣ−３専用端子が必要です。最近のＡＶアンプでも
普及価格帯の製品の場合、ＡＣ−３入力が装備されていないものがほとんどですから。
もっとも、ＡＶアンプにＡＣ−３入力端子がなくてもＡＶアンプ　メーカー各社が「ＲＦデモ
ジュレーター」というユニットを発売していますので、これを導入することでＤＤに対応で
きます。
しかし、ＬＤプレーヤー側にＡＣ−３出力がない場合は買い換えが必要になります(^_＾;)。

一方、ＤＶＤの場合は通常のデジタル接続するだけでＤＤ／ｄｔｓの両方がＯＫです。

スピーカーについては、センターｃｈと低音域をメイン２本に割り振ることで、メインの２本
にリヤ ２本、計４本からスタートすることもできます。

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というわけで、家庭でも大画面と最新音響フォーマットへの対応ができることが解りました。

これで、あなたの部屋も”家庭劇場”です。
好きなお酒を用意して、紫煙をくゆらせながら、心行くまで映画を堪能できます。

　

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